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不動ヶ岡不動尊節分会 2016

当山で執り行われる大護摩(おおごま)供(く)鬼追い豆まき式は、約三百八十年前から行われている伝統ある行事です。この行事は二月立春の前日に行われ赤鬼、青鬼、黒鬼が登場する全国でも大変珍しい勇壮なものです。赤鬼は長さ三メートル、重さ二十五キロの大松明を持ち、青鬼は剣、黒鬼はこん棒を持ってご本堂の回廊を駆け回ります。節分会当日は、十二時・十六時・二十時三十分と三回の大護摩供鬼追い豆まき式が行われ数万人の参拝者で賑います。この行事は立春の前日に総ての災厄を払い新しい春を迎えられるように行う行事ですので、先ず御本尊不動明王の御宝前で檀信徒の皆様方の開運厄除、家内安全・商売繁昌等を祈って大護摩供が厳修されます。その後半鐘の音を合図に三匹の鬼が登場し年男の皆様方による豆まき式が行われます。
さて、節分会に登場する三匹の鬼にはそれぞれ意味があります。皆さんも煩悩という言葉を御存じだと思いますが、煩悩は百八あると言います。しかし、その本になるのは根本三大煩悩と言って三つに集約されます。それは、貪(とん)(欲深い心)瞋(じん)(怒りの心)癡(ち)(道理が解らない愚かな心)です。そしてこれらを当山の三匹の鬼が現しています。即ち、赤鬼が怒りの心を、青鬼が欲深い心を、そして黒鬼が愚かな心を現しているのです。そして、これら煩悩に心が支配されると誰でも鬼の姿になってしまいます。節分の日は自らの災厄を落とすと同時に鬼の姿を見て自分も鬼の姿にならないように深く心を清める意味もあるのです。又、赤鬼が持つ松明の火は大護摩供の火を頂いたものですのでこの火の粉を浴びると災厄が払われ御本尊不動明王の御利益を頂く事が出来ます。鬼達は、御本尊不動明王の御利益を皆様にふるまい豆を投げつけられ敵役となって自らの心を清めているのです。
又、当山で年男として参加する方々は、生まれた年と同じ十二支の年を迎えた方ばかりでなく、厄払いをしたい方であればどなたでも参加する事が出来ます。例年年男の皆さんは「福は内」と唱えながら福豆や福(ふく)銭(せん)、お供物(お菓子等)を撒(ま)いて御参拝の皆様方に振舞います。当山からは、福豆をご用意致しますが、他の福銭やお供物は年男ご自身でご用意頂きます。実は、この事にもきちんと意味があります。
現在の様な、節分の日に厄払いをすると言うような事が行われるようになったのは、江戸時代の初めの頃と言われています。そして、当時は寺院等で厄払いをした後、辻等でお金や当時高価であった手ぬぐい等をわざと落として厄を落とし、それを拾った方は福を拾ったと考えました。この故事にならって当山では年男の皆さんには、福銭やお供物をご自身でご用意頂くのです。

合 掌


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